年々人嫌いになるのはなぜ?原因と低ストレスで人付き合いする方法

年々人付き合いになるのはなぜ? 人生の考え方
ポンちゃん
ポンちゃん

最近思うんだけどさ、年取るごとに年々人嫌いになってる気がする。

ちょっとしたことで嫌いになったり、なんか無理!って感じちゃう。何でだろう?

みのり
みのり

年々人嫌いになっていると思うのは、多かれ少なかれある。

それが行き過ぎてしまうと、集団生活で強くストレスを感じたり、トラブルも引き起こしちゃう。

なぜ年々人嫌いになるのか?その原因とストレスを少なくする人付き合いの方法を紹介するよ。

年々人嫌いが加速して、嫌いな人が増えていくのはなぜ?

子供の頃や若い頃はそうでもなかったのに、なぜか年々人嫌いになっている気がする。

人と関わることが面倒に感じることが多くなり、ちょっとしたことで人にイラッとすることも増えた。

大勢と一緒にいるより、一人の時間を好むようになる人は、年々増加傾向にあります。

この気がつかないうちに、年々人嫌いになるのは何故でしょうか?

最初から人が嫌いだったわけではない

子供の頃や、若い時期の自分を思い出してください。

振り返ってみると、昔は今よりも人嫌いではなく、むしろ積極的に人と関わろうとしていたのではないでしょうか。

人は生まれたときから人嫌いになるのではなく、人と関わっていく段階で人嫌いになり、年々その傾向が強くなっていきます。

本来は人やコミュニケーションが嫌いなわけではなく、人と関わりさまざまな経験をしていくうちに、自分と他者が大きく違う点に気が付き、合わせることに疲れてしまい、人を遠ざけるようになります。

人と関わるより、自分一人や気心が知れた人とだけ過ごすほうがいい。

歳を重ねるだけ、自分が快適に過ごせる思考、テリトリーが固まってくるので、そこに当てはまらない人は無意識的に「嫌い」「苦手かも」と見てしまう。

みのり
みのり

人嫌いは性格が悪いわけでも、気力がないわけでもない。

ただ自分を守るために、感情と脳が「人に関わらない方がいい」と信号を送ってるんだね。

年々人嫌いになっていく理由

年々人嫌いになっている気がするのは、きっかけは何であれ、人と関わることに喜びや楽しさより、ストレスや怒りを感じるようになったことが原因です。

人と関わると楽しいこともあるけれど、それ以上に裏切られたり悲しい気分にさせられることのほうが多い。

そのような体験が積み重なっていくと、自然に心が消耗し、第一印象で「この人嫌いかも」と感じてしまいます。

人と関わりトータルで損をしたと感じている

人は一生のうちに学校や仕事、プライベートのなかで3000人の人と関わりを持つとされています。

たくさんの人と関わるなかで、陰で悪口を言われたり、自分の意見を無視されたり、軽い扱いを受けたりと、悲しい出来事も多く体験するはずです。

そこでまた別の誰かと出会い、ポジティブな関係を築くことが理想ですが、現実はそう上手くいかないことがあります。

良い人間関係を築くこともできますが、トータルで見たときに「嫌な人が多かった」と感じれば、それが無意識化に残り、年々人嫌いになっていきます。

みのり
みのり

人と関わることでショックを受けた、心の傷が蓄積されて、似たような人と出会うと「この人もあいつと同じだろう」と思ってしまい、合わない人が多いな、と感じてしまうんだね。

自分の経験から外れている人を受け入れられない

人は年を取るごとに知識と経験が増え、自分の考えや常識ができあがります。

自分の世界ができあがって、そこから外れた人、自分の常識ではありえないと思う人が受け入れられなくなるんですね。

若い頃はまだ知識と経験が浅く、まだ自分は未熟だと思えるので、幅広い人や意見を受け入れることができます。

例えば職場で年下の先輩がいるときに、先輩なんだけど意見を聞きたくない、反発したいと感じるのは「自分の方が年上で経験が豊富なので、年下の意見は聞きたくない」と思っているんですね。

年々歳をとっていき、自分より年下が増えるわけですから、年々嫌いなタイプの人が増えていくのも、このような理由が関係していると考えられます。

自分がやってきたことに自信がない

人生は10代までは学校に通い、ほとんど差がありませんが、20代、30代と社会人になり生活をしていくと、ドンドンと差がついていきます。

40代にもなると社会的なステータスだったり、結婚しているか、子供はいるか、健康、お金など、若い頃とは比べられないほどの差が。

学生の頃は毎日一緒に遊んだような友達も、今の自分と比べてみると、自分には何もないのに、あちらばかり良いものを持っている気がする。

人と比べて差が見えてしまうと、嫉妬や妬みといった、ネガティブな気持ちが湧き出てきます。

こうなってしまうと、もう友達といても楽しい気持ちは感じられず、怒りや憎しみの感情の方が勝ってしまい、結果「なんかこの人とは合わなくなった」と感じられるようになる。

ポンちゃん
ポンちゃん

自分より上手くいっている人を見ると、嫌な気持ちが起きてしまう。

人生に対して不満を感じている、やってきたことに対して自信がない人ほど、嫌いな人が増えてしまう。

視野が狭くなっている

自分の考えが一番正しいと考えている人は、他の人の考えが理解できない、許容できないので、視野が狭くなってしまいます。

歳をとると柔軟性が失われ、物事の基準をすべて自分で決めてしまう。

人それぞれの考え方があるのが当たり前なのに、理解しようとする気がないので、許容できる範囲の人は段々と少なくなります。

年々視野が狭くなる人は、新しいことが受け入れられず、批判的になり、もはや常識とはかけ離れてしまうことも。

ホルモンが低下している

年々人嫌いになる原因として、ホルモンの低下が挙げられます。

男性には男性ホルモン、女性には女性ホルモンがありますが、どちらも低下すると怒りっぽくなり、認知機能が低下するされています。

感情のコントロールができなくなり、本来ならそれほど嫌に感じないことでも、過剰に反応してしまい「この人嫌いだわ!」となるわけです。

とくに女性は生理の関係で、45歳から急激に女性ホルモンが低下し、性格が変わるほど怒りっぽくなることがあります。

これは女性更年期障害の疑いもあり、女性ホルモン注射などの治療で改善が見込めます。

男性にも男性更年期障害があるので、急に怒りっぽくなったり、人嫌いになったな、と感じる場合は、一度ホルモン値を調べてみるといいですね。

年々悪化する人嫌いを直す方法は思考のフィルターにあった

ポンちゃん
ポンちゃん

人嫌いが年々悪化する原因を聞いたら、ますますヤバいと思えてきた・・・。

このままだと、わたし人と関われなくなっちゃう!?

みのり
みのり

人嫌いを無理に治すことはないけど、人は一人では生きられないから、できるだけ人と関わってもストレスを受けないようにできるほうがいいね。

人嫌いでも、人と付き合っていく方法はあるんだよ!その名も好きフィルター

ポンちゃん
ポンちゃん

好きフィルター?何それ?

みのり
みのり

人嫌いになっている人は、出会ったばかりの人で、少し話をしただけで「この人嫌い!」となってしまう。

これは頭に嫌いのフィルターがはめられてて、相手を最初から決めつけて色眼鏡でめてしまっているんだ。

逆にこれを意識して「好き」のフィルターを通して、人と接するようにすれば、人間関係がうまく周っていく。

好きフィルターで人間関係のストレスをなくす、その方法とは?

嫌いフィルターが動いていることを自覚しよう

年々人嫌いになっていると感じる人は、心のバリアが段々と強くなっているということ。

人は誰しも心の中にフィルターを持っていて、そのフィルターを通して人の表情や行動を受け取っています。

みのり
みのり

相手があなたのことを好きでも嫌いでもないと感じていても、あなたが嫌いフィルターを通して見てしまうと、普通の言動でも悪く聞こえてしまうんですね。例を見てみましょう。

普通の会話
「休日って何してるの?」
「映画見たり、作り置きのために料理したりかな」
「へーインドアだね」
「外出ると疲れるしね。けっこう楽しいよ」
嫌いフィルターの会話
「休日って何してるの?」
「(あーありきたりな気まずい会話始まったわ)映画見たり、作り置きのために料理したりかな」
「へーインドアだね」
「(はっ聞いといてディするとか何様?この人無理だわ)外出ると疲れるしね怒。けっこう楽しいよ怒」

これは極端な例ですが、人嫌いが進行していくと、他人のちょっとした言動が気になってしまい、悪くとってしまうクセがついてしまいます。

嫌いは相手にも伝わる

じつは言葉には出していなくても、心の中でこの人嫌いだと感じて接していると、それは相手にも伝わります。

人は言葉での情報はわずか7%しか受け取っておらず、ほとんどの情報を聴覚と視覚で受け取っています。

声のトーンや喋り方、ふとした仕草などで、人の気持ちは8割も伝わってしまうのです。

この非言語コミュニケーションをノンバーバルといいます。

例えば嫌いな上司に「本当に〇〇さんは最高の上司です。尊敬しています。」と言葉ではおだてたつもりでも、声のトーンや表情に嫌いな気持ちは現れます。

「こいつ心にもないことをいう奴だな」と煙たく思われて、人間関係が悪化してしまいます。

最初から嫌われていなくても、自分が嫌いだと思うことで、相手も嫌いに染まってしまうんですね。

この悪循環が起こり「やっぱり嫌な人ばかりだ」と感じて、ますます人嫌いに拍車がかかることに。

みのり
みのり

人と関わることで嫌な出来事が多いと感じるなら、それは先に自分が人を嫌っていることが相手に伝わり、嫌いな感情が共有されているせいかもしれない

「嫌い」フィルターを外して「好き」フィルターをかける

それではこの考え方のクセになっている嫌いフィルターは外せないかというと、外すことが可能です。

誰かに「この人嫌いだわ~」と思ったとき、「今嫌いフィルターが働いた」と意識してみましょう。

これは本当に自分がこの人を嫌っているわけではなく、嫌いフィルターを通したせいでそう見えてしまったのだと意識します。

そして逆に好きフィルターをはめてみましょう。具体的な好きフィルターの使い方はこちら。

好きフィルターの使い方
①「嫌い」という感情が起きたら、嫌いフィルターが働いたことを意識する。
②心の中で「わたしはこの人が好き」と10回唱える(脳は嘘でも言葉そのままに受け取るので、脳がその人を好きだと錯覚する)
③相手の発せられる言葉の裏を読もうとしない。ネガティブに捉えてしまっても、好意的に解釈しようと意識する。
④「この人が好き」と心の中で発しながら会話する。

長年の思考のクセは簡単に抜けるものではありません。

しかし意識して、脳の力を利用すれば徐々に思考が変わってくのが感じられます。

行動を変えたい場合は21日で習慣化するとされますが、思考を変える場合は6か月かかります。

最初は①②をネガティブな感情を感じたときに実行して、慣れてきたら③に取り組んでいくと効果的です。

年々人嫌いになる まとめ

ポンちゃん
ポンちゃん

うーん、人嫌いだからって自分を変えることはしたくないな。こういう風に考えるのも、わたしの性格や個性じゃない?

みのり
みのり

今の自分を好きって思えるなら、自分を変えることはないよ!ただ人嫌いだと損したり、トラブルになることがあるから、今の自分を好きって思えないなら実行してるみのもありだね。

ポンちゃん
ポンちゃん

じゃあやってみるか。「この人が好き、この人が好き、この人が・・・」

みのり
みのり

あっ最初から好きな人にはしなくていいよ。嫌いな人にだけ効果があるから

ポンちゃん
ポンちゃん

えっだからやってるんだけど?

みのり
みのり

えっ

ポンちゃん
ポンちゃん

あっ・・・

人間として成長していくうちに、自分の考えができて、好きな人、嫌いな人がはっきりするのは悪いことではありません。

しかし年々増している人嫌いに疑問を感じたら、気持ちが凝り固まりすぎているのかもしれません。

自分のよさを知ってもらうには、相手の良さを理解しようとする姿勢が大事です。

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