占いに行ったらさ、自分を大切にすることで運気が上がるって言われたんだよ。
でもさ、具体的にどうしたらいいのって思わない?自分を大切にしたところで、いいなんて効果あるのかなって。
自分を大切にするって、忙しい現代社会ではなかなか難しいことだよね。
どうしても周りのことを優先したり、効率やコスパを重視して、自分の気持ちは後回しになりがち。
でもそんな状態に慣れすぎると、気が付いたときには心がボロボロになってしまう。自分を大切にしないって、本当はとても危険なことなんだ。
自分を大切にしなさいと聞いたことはあるけれど、どうすれば自分を大切にできるか分からないし、そうしたほうがいい理由っていまいち分からない。
ここでは自分を大切にすることで得られる効果、大切にするための具体的な方法をご紹介します。
自分を大切にすることは「感情」を無視しないこと
自分を大切にするということは、つまり自分の感情を大切にする、ということ。
普段感情について深く考えることってないと思うけど、なぜ感情はあるのでしょうか?
感情はどんな動物にも備わっており、そもそもは身を守るために必要で生まれたとされています。
猫が恐怖や怒りを感じて、シャー!っと威嚇するのは、身を守るための生存本能なんだね
怒りや恐怖はネガティブな感情として捉えがちですが、動物として強く生きるためには必須。
敵に挑むか、戦いを避けて逃げるかという選択を、湧き出てくる感情で判断します。
つまりどんな感情でも役に立ち、意味があるから、人は悩んだり怒ったり、たくさんの感情を身につけたんですね。
無感情より感情があることそのものが尊い
人は感情が湧き出ることによって生存し、感情によって動かされる。
しかし現代の社会では、ストレートに感情を剥き出しにするのは大人としてのマナー違反と見られてしまいます。
大人なら嫌なことがあっても怒りを面に出さず、冷静に大人としての振る舞いを保たなければいけない。
この行動と感情の切り離しが、ストレスになり自分を大切にしていないことに繋がります。
感じるがままに行動するなんて、社会人になったら無理だよ。
感情なんてないほうがいいんじゃない?
感情がない人。それって考えてみると楽しくなさそうじゃない?人は感情があるからこそ怒りも楽しさも感じられて生きていける。
感情があること、そのものが素晴らしいことなんだよ。
感情はコントロールできずにやっかいで、ときにロボットのように何の痛みも感じないようになりたい、と思うことがあります。
しかし感情が豊かな人はパワーがあり、それだけで魅力的に映ります。
ネガティブな感情もポジティブな感情も、じつは優劣はなく、湧き上がる気持ちこそが尊いものなんです。
強い感情が湧きあがったら、とっても頑張っている!すごく考えている!ってこと。
そんな気持ちを否定しないことが、自分を大切にする第一歩になるんだね。
自分を大切にしないと起こること
自分を大切にする効果を知る前に、なぜ自分を大切にしないといけないのか?を知っておこう。
スピリチュアル的にいうと、自分を大切にできない人はエネルギーが不足していて、いつもガス欠で走っているようなものです。
この状態では負のエネルギーが集まりやすく、気が付かないうちに負の循環ができて、何をしてもうまくいかなくなります。
自分のことを後回しにするクセがつくと、あなたの気持ちはいつまでも満たされない。
ないがしろにされた心と体は悲鳴をあげて、精神病やうつ病になってしまうことも・・・。
楽しさや喜びも感じなくなる
大人になると場を乱さないように、周りに迷惑をかけないようにと、感情を抑えるようになります。
感情は無視し続けると、次第に感情が消えていき、すべての気持ちが消えてしまうんです!
怒りや悲しみ、不安や寂しさも薄れる一方で、喜びや楽しさ、好奇心や興奮すらも感じにくくなってしまうんですね。
なんだか最近無気力になった、趣味だったことすら楽しいと感じなくなったという人は、ネガティブな気持ちをないがしろにしすぎたのかもしれません。
無感情の状態が定着すると、何事にも意欲がなくなり、何がほしいかもわからなくなり、人生の目標さえ見失ってしまいます。
周りの人を不幸にする
自分を大切にすることができない人は、身近にいる大切な人を大事にすることが難しくなります。
自分を大切にする方法が分からないのに、他の誰かを大切にする方法など、知る由もないためです。
このような場合は、相手のためを思って行動していることでも、それはじつは自分がして欲しいことだったり、助けている自分の存在意義に酔いしれたりという心理が見られます。
満たされていないので、自覚なしに自分がして欲しいことを相手にしてしまうんですね。
そのため自分は大切にしているつもりでも、相手には伝わっておらず、人間関係にひずみが生じてしまします。
幸せの基準がブレて満足できなくなる
自分を大切にするための感情を無視していると、その行動基準は「常識」「コスパ」「正義」「多数派」「時代の価値観」になります。
理論的な思考は常識的で効率がよいですが、それは本当にあなたの意思で決めたのでしょうか?
本当はこっちがいいけれど、周りと違うとおかしいからと、欲しくない道を選んでしまいます。
多数派が正義だと信じる常識の道を進むのは楽ですが、それでは常に決定権が外側にあり、内側の自分の意見が通ることはありません。
外側重視の行動の恐ろしいところは、自分の価値さえも自信で感じられなくなることです。
「恋人ができないのは顔が悪いからだ」
こんなふうに考えるクセがつくと、精一杯頑張っても、常識の基準に届かなければ満足できず、満ち足りることはありません。
外側=社会の基準にあわせていると、本来の自分だけの幸せの基準がブレて、曖昧になってしまう。
みんながみんな納得する答えなんてないんだから、周りがどうこうより、自分が幸せになるための選択をしよう!
自分を大切にすることで得られる効果
自分をないがしろにしていると、段々と人生が曇り、居心地が悪くなり、何をしても楽しくないと感じてしまうようになります。
そうならないためにも、自分を大切にすることは人生の幸福度に直結します。
自分を大切にすることで得られる6の効果はこちら。
今の人生が幸せだと感じられる
自分を大切にすることで得られる最も大きな効果は、今の人生が幸せだと感じられること。
状況が何一つ変わらずとも、自分の気持ちを発揮するだけで、まったく違う景色が見えます。
つまらなかった仕事に向上心が持てたり、飽きを感じていた恋人に感謝の気持ちが生まれたりと、今持っているものに対して喜びを感じることができます。
自分をないがしろにすると、目が曇って景色がグレーに見えてしまう。
抑えつけるフィルターを取り除くと、自分がいる場所はとっても綺麗な場所だったと思えるはず
ありのままの自分を好きになれる
人生の選択を社会の基準にあわせたり、感情を押し殺してしまうことは、自分自身の価値を否定していることと同じです。
あなたが感じた感情は自然に発生したものであり、本来の裸の自分がそこにいます。
ありのままから生まれた感情=本来の自分を否定していると、自分のことを「無価値」「誰からも愛してもらえない」「能力が低い」と、無意識に刷り込まれます。
あなはたそんな自分を傷つけている自分自身が嫌いなのかもしれません。
ナチュラルな感情を無視しないで受け止めることで、自分を認めて大切にできるようになります。
人生を楽しく豊かに感じられる
自分を大切にする効果で嬉しいのが、人生が楽しく、豊かになること。
人はストレスを避けるために感情を無視しようとすると、喜びが先に消えていき、怒りと悲しみが最後まで残ってしまいます。
これはネガティブな感情が強い方が、生存競争に打ち勝てるので、そのために消したい気持ちは強く感じるようになっているんです。
怒りと悲しみを否定せず受け止めるようになると、次は喜びの感情が豊かになり、感受性が強くなります。
今までは見過ごしていたような些細な変化を感じ取り、日常に喜びを見出せます。
この効果の凄いところが、喜びは倍になるのに、怒りや悲しみの感じ方は半減することです。
人は心が喜びに満ちていたら、嫌なことがあってもいつまでも引きずることができないもの。
体調が良くなる
不調で病院に行ったのに、結局何の病気かよく分かなかった、という経験はありませんか?
病は気からという言葉がありますが、現在でも病気のほとんどの原因は分かっていません。
そのため「全ての病気の根本原因はストレスからくるものではないか」と提唱するお医者さんもいます。
ストレスをためないためには、自分の気持ちに正直になり、本音を出せるようになればほとんどの場合解消できます。
しかし大人としての振る舞いで、意見をすべていうことは不可能。
そんなときは2割の本音を混ぜるようにしましょう。
ストレスの度合いは8%減ると、かなり体調が良くなる結果が出ています。
自分を大切にするのは、甘やかすんじゃなくて、労わること。本音を少しでも出すようになると、体調が良くなる効果を実感できるよ
恋愛上手になる
自分を大切にする意外な効果が、恋愛上手になること!なんで恋愛に繋がるの?というと、自分の気持ちに向き合っていると、周りの人の気持ちにも気が使えるようになり、自然と人を思いやる心が芽生えます。
愛情深い人には愛情深い人が集まってくるので、裏切られるような辛い恋愛をしてきた過去があっても、幸せな恋愛をすることができるようになります。
自分を大切にしていないころの恋愛は、同じように自分や周りに無頓着な人とくっついてしまうので、傷つけあってしまうんですね。
友達が増える
自分を大切にする効果の一つに、友達が増えることも挙げられます。
自分を大切にしている人は、同じように人を尊重することができるので、優しい人だと思われます。
自己中心的に振る舞い、周りのことを考えない人が増えている世の中、周りを尊重できる人は、当然人気者になります。
また感情を抑える人より、感情をオープンにする方が魅力的に映るというデータもあります。
3ステップでできる!自分を大切にする方法
具体的に自分を大切にする方法は、たったの3ステップでできます。
②会話にポジティブな気持ちを付け足す
③心と言葉を一致させる
すぐには効果を感じられないかもしれませんが、1週間、1か月、3か月と継続していくことで、変わっていく実感ができます。具体的に解説していきますね。
褒め日記をつける
「良い効果は分かったから、今から自分を大切にしようね」といっても、自分を大切にしていなかった思考が邪魔をしてしまいます。
そこで、まず自分の良いところを発見するために、褒め日記をつけていきましょう。
褒め日記は紙とペンさえあればOK。できるだけ毎日、どんな些細なことでもいいので自分を褒めてあげます。
「コンビニの店員さんにありがとうと伝えた」
「遠方の母に電話した」
まずは1週間続けてみて下さい。
1週間後ノートを見返したときに「あっこんなに毎日良いことがあったんだ」と実感できるはずです。
何も褒めることがない、という日は、以下の5つの項目を参考にしてみてください。
・努力の過程を褒める(結果が出ていなくても、失敗してもOK)
・褒めノートを付けたことを褒める
・少し前と比べて変わったことを褒める(内面や考え方の変化)
・容姿や身体を褒める
爪が伸びていることに気が付き切ったので「わたしの体とっても元気に働いてるな~立派だわ!」と褒めちゃう。
褒め日記をつけていると、自然と感謝の気持ちが湧いてくるよ。
会話にポジティブな気持ちを付け足す
褒め日記をつけて2週間ほどたったら、以前より少しだけ自分を大切にする気持ちが高まったはず。
そこで次のステップ「会話にポジティブな気持ちを付け足す」。
これは今まで通りの会話のなかに、少しだけ「とっても楽しい!」「ドキドキするね」「尊敬する」などのポジティブな気持ちを表します。
これは自分を大切にするための重要なステップで、会話のなかで「事実」「説明」だけでなく、「気持ち」を表すための方法です。
「凄い!」
「とってもキレイ」
「素晴らしいと思う」
「きっとできるよ」
「応援してる」
「ワクワクするね」
「好き」
「とっても楽しい」
「感動した」
「疲れた」→「今日もよく頑張った」「とても動いたからご飯がおいしいわ」
「辛い」→「そろそろ休めって体のお休みメーターが言ってる」「ワクワクが足りてない」
「辞めたい」→「新しい場所へ行けるチャンス」「ここでたくさんのことを学んだ」
言葉の影響力は脳に強く働き、脳に言葉の裏の意味や真意は関係なく、言葉通りの内容が伝わります。
会話の中で意識してポジティブな要素を加え、自分の気持ちを表せるようになると、ストレスが軽減していくのが分かります。
心と言葉を一致させる
最終ステップ、「③心と言葉を一致させる」。
ステップ③に進むと、自分を大切にする良い効果をメキメキ感じられるようになります。
・本当は断りたいのに、NOと言えない。
・本当は疲れているのに、頑張ってしまう。
・本当は納得していないのに、従ってしまう。
・本当は怒っているのに、相手に伝えるのを恐れてしまう。
自分の気持ちに向き合い、素直に生きることの大切さを学んだあなたは、いよいよ心と言動を一致させるときです。
自然とこれをやってのけている人もいますが、最初はなかなか難しいですよね。
ステップ①②を継続しつつ、自分を大切にしたい気持ちが高まってきたら、その素直な気持ちのままに行動してみましょう。
本当は何をしたいの?と常に自分の気持ちに嘘をつかないことが、自分を大切にするために必要なことなんだね。
自分を大切にする効果は今の自分が笑顔になれること
最近自分を大切にできないないかもしれない、そう気が付いたとき、あなたは頑張りすぎているサインです。
自分を大切にすると、周りの人を大切にできる。
大切にされたと感じる人は、あなたに愛情を返してくれます。
すると良い循環が生まれ、日々の生活に不安なく、毎日が楽しく感じられるようになります。
言いたいことも言えない世の中じゃ、ポイズン!ってことだね
ほんと世の中って辛いことが多く感じる。
だからこそ自分を大切にしていないと感情を見失い、毎日楽しくなって思っちゃう。今日の自分を笑顔にできるようにしたいね。
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