何だか体と気持ちが重くて動けない・・・。何か大きな理由があるわけじゃなし、いじめられてないけど学校に行きたくないって思うのはなんでだろう?
学校に行きたくない(不登校)=いじめって考える人もいるけど、そうじゃないよね。理由が分かれば対処方法もわかるよ。
この記事を読むことで、自分がなぜいじめられてないけど学校に行きたくないのか、どうすれば学校に行きたくないという気持ちを払拭できるのかが分かります。
自分の気持ちと向き合うきっかけに、そして「学校に行きたくない」という気持ちに対してどう対応すればいいのかを気づく糸口にしてみてください。
いじめられていないけど学校に行きたくないのはなぜ?
学校に行きたくないと思うこと自体には、漠然とした気持ちの中にも何かしらの理由があるはずですが、学校に行きたくないと思う原因や理由は人それぞれです。
そして、不登校になってしまう理由イコールいじめと結び付けられやすいですが、必ずしもそうではありません。
じつは近年の調査で、年々いじめがない、これといった特別な理由がないのに、学校に行きたくないという不登校児が増えています。
では、学校に行きたくないと思う理由とその解決法について、解説します。
いじめられてないけど学校に行きたくない理由
学校に行きたくない。
でも別にいじめられているわけじゃない。
ではなぜ自分が学校に行きたくないのか…そこには様々な理由が考えられます。
学校に行くだけで疲れているから
いじめられてないけど学校に行きたくない根本的な原因に、学校に行くだけでとても疲れるからという理由が考えられます。
そもそも人と関わることが苦手なのに、強制的に義務教育で集団生活をしなければならない。
人に合わせて行動し、周囲と協調性を発揮しながら9時~16時の長い時間を過ごさなければならない。
孤立してしまうと何かと不利益な状況になるので、それほど仲良くないと思っていても、仲がいい友達を演じていることがある。
このように、学校に行ってただそこにいるだけで、建築現場で働く大工さん並みに疲れを感じるケースがあります。
わたしはこのケースで、ふつうに友達がいたし、授業も平均くらいで理解していたものの、帰ったら身動きがとれないくらい体が重く、疲れ果てていました。
クラスに馴染めない・仲のいい人がいない
いじめられてないけど学校に行きたくない理由のひとつに、クラスに馴染めない・仲のいい人がいない場合があります。
とくに入学初日から同じ中学校出身者同士でグループが出来上がっていると、馴染みにくいですよね。
同じ出身中学から進級してきた友人が居なかった場合、入学初日から孤独を感じ、「クラスにいるのが辛い…学校に行きたくない」と思うように。
いじめられてないけど、誰とも仲良くなれなくて辛いと感じ、学校にいきたくなくなるケースがあります。
考え方の違う人が多いと感じる・集団行動が嫌
住んでいる地域ごとに通う学校が決まっていた中学校までに比べて、高校には様々な地域から今まで出会ったことのないような性格やバックグラウンドの学生が集まってきますし、一クラスの人数が多くなる学校も多いです。
クラスの中に自分が今まで付き合ってきた性格とは異なる人たちが多いと感じた時「なんで自分はこんな人たちと一緒に授業を聞かなければいけないのだろう」と、一歩引いて考えてしまうケースもあります。
「クラスの人が嫌だ」と思い、集団行動を共にすることが嫌になる、というのも学校に行きたくないと考える一因でしょう。
周囲からのプレッシャーを感じる(勉強・キャラクター)
親や先生、友人からどう見られているかって、とても気になりますよね?
クラスのお笑い担当だから、おもしろいことやらなきゃ。
優等生と思われているから、もっと勉強を努力しなきゃ。
自分でも気付かないうちに、自分の使命を自分に言い聞かせてプレッシャーをかけているのかもしれません。
学校に行きたくない!どうしたらいいか
ただ単純に「学校に行きたくない」と思っても、親にどう説明するか・学校の授業についていけなくなってしまうのではないか等、不安になってしまい、またそれがストレスに感じてしまう方も多いでしょう。
ストレスを感じると余計にネガティブの沼にはまっていってしまいます。
学校に行くにしても、行かないにしても、何も考えずにどっちつかずの状態が続くと後から困ることになります。
原因と対処法を理解し、自分のために何ができるかを、自分自身で考えてみましょう。
義務教育が終わることを目標にする
親が不登校を許してくれない場合、どうしても学校に行かなくてはいけないときは、義務教育が終わるまでは、ひたすら我慢すること。
我慢するということは、ひたすら絶えるということではなく、中学校を卒業するその日まで、高校を卒業するその日まで、目標を持つということです。
とにかく1日1日をやり過ごし、学校に行くことだけを目標にします。
ほかに何もできないけれど、学校に行くこと自体が他の人に比べると、とてもハードなことなだと思います。
とにかく休んでも次の日は学校に行く。わたしは学校に行くことを目標にして、学校でなんの成果も出せなかったけど、とにかく卒業する日を心待ちにしてやり過ごしました。
放課後はもう何もしなくていいです。帰ってすぐに寝ても、ゲームをしても、好きなことをして過ごしましょう。
学校に行くだけでめちゃくちゃに疲れてるんですから、勉強やバイトはせず、ただ淡々と毎日をやり過ごしましょう。
辛くない・無理しない程度に学校を休む
どうしても行きたくない気持ちが強いときは休むことも大切です。
家にいることに抵抗があるのであれば、保健室登校に変更するのも一つの手です。
保健室登校は登校日数に計算されるので、いじめられてないけど、なぜか学校に行きたくない人にとってはうってつけ。
自分の心と相談して、可能な範囲で学校に行く、または授業を休みましょう。
学校の先生に相談する
学校に頼れる先生・話しやすい先生が居れば、その先生に話してみましょう。
担任の先生でなくても大丈夫です。
学校によっては保健室やカウンセリング室にカウンセラーの免許を持った先生もいます。
人に話を聞いてもらうだけでもすっきりしますし、話すことによって自分の心の整理にもなるので、相談してみましょう。
運動やストレッチ・好きな音楽を聴く
気持ちが暗くなった時にはリラックス・リフレッシュすることも大切です。
軽く汗をかく程度にジョギングしてみたり、ストレッチをしてみたりすることによって、心身共にすっきりします。
また、運動が嫌いな人は好きなアーティストの音楽を聴くのもおすすめですし、焚火の音と映像にはリラックス効果があるので、自分に合ったリラックス効果のある映像を探して見るのもおすすめです。
学校に行かないという選択肢も勇気ある行動
いじめられていないのに学校に行きたくないのはなぜなのか、どうすればいいのかについてお話ししましたが、いかがでしたでしょうか?
教室で仲いい人がいないと、「ぼっち」と思われることについて焦りがでたり、自分がおかしいのかと思ったりして、悩むと思います。
実際私も思い悩むことがありましたが、私は自分の好きな音楽を聴いて・どうしてもつらいときは保健室に行き、心を落ち着かせていました。
そうしているうちに、自分の心に余裕ができ、「なんでこんなにも他人を突き放していたのだろう」なんて思うようになり、少しずつ仲のいい友達ができました。
今では高校時代の友人と思い出話を語るとき、高校の初めのころ、私がぼっちだったことは楽しい笑い話になっています。
なので、悩んでいるあなたも大丈夫。
焦らずに、自分がなぜ学校に行きたくないのかをまずひも解いてみましょう。
そのうえで教室に行かないという選択肢を選ぶことも時には勇気ある行動の一つです。
自分の心が疲れ切ってしまう前に、最善の選択肢をしたいですね。
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