精神的な理由で仕事を休むときOKを貰える上司への伝え方。当日使える例文付き

精神的な理由で仕事を休むときOKを貰える上司への伝え方。当日使える例文付き 人生の考え方
ポンちゃん
ポンちゃん

さいきん仕事が辛い・・・。毎朝行きたくなくて、たまに泣いちゃって動けないことがある。

仕事を休む理由が精神的なことって通るのかな?

精神的に職場へ行くことが強いストレスになり、強い負担を感じるようになると、心と体は悲鳴をあげます。

仕事のことを考えると夜も眠れなかったり、休日も仕事のことを考えて心がモヤモヤしたり、そんな状態が続くとお休みしたくなりますよね。

そんな状態で、無理して会社へ行くことは、後々のことを考えると得策ではありません。

みのり
みのり

わたしは3年前、仕事でのストレスでうつ病を発病し、半年間仕事ができませんでした。

もっと早く異変に気が付き、無理をしないでおけば、こんなに悪化はしなかったと思います。

いま精神的に辛く、休むことを検討しているほどなら、それはお休み時のサイン。

ここでは精神的な理由で仕事を休む方法、上司への伝え方、欠勤するためのポイントをご紹介します。

この記事を読んで分かること

・精神的に疲れているとき休んだ方がいい理由
・OKを貰える精神的な理由で休むときの上司への伝え方 例文付き
・病院で診断書を書いてもらう方法 環境調整の方法
・精神的な理由で仕事を休むときに使える制度

以上4つをまとめています。

この記事を読むと、「精神的な理由で仕事を休みたいとき」どう伝えたら休めるか?が分かります。

精神的な悩みを放置すると症状が悪化する

「気持ちの問題で仕事を休みたいなんて認めてもらえないから」と、精神的な悩みを抱えている状態で仕事を続けている人は多いです。

しかしここで精神的なストレスを甘くみると、以下の様な症状がでてきます。

・毎朝泣けてくる
・朝ベッドから体が動かない
・休日はだるくて何もできない
・締切があるのに集中できない
・夜仕事のことを考えて眠れない
・頭が働かずずっとだるい、眠い
・仕事のLINEや電話の音が怖くなる
・思考がまとまらず考えがとっ散らかる
・ちょっとしたことが覚えられなくなる
・肌の調子が悪く、メイクするのが億劫になる
・食欲が落ちて、職場でも家でも食べれなくなる
・人が話していることを理解するのが難しくなる

悪化するとこのような症状が出始めます。

最初は軽度で気が付かなくても、症状はだんだんと悪化しているのに、慣れていって気が付かないことがあります。

みのり
みのり

朝歯磨きをしているとき、なぜか涙がポロポロと流れたとき、異変に気が付きました。

それから仕事に集中しようとしてもできず、ミスを繰り返したり、今までできていたことに時間がかかったり。

仕事のパフォーマンスがぐっと落ちていきました。

精神的な理由で仕事を休むメリット

精神的なことが理由で仕事を休むと、「評価に影響しないか」「同僚から変に思われないか」など、心配してしまいますよね。

みのり
みのり

わたしも休むまでは心配していましたが、やってみると以外に良いことがあることに気が付きました。

精神的な理由で仕事を休みたい場合、このようなメリットがあります。

・パフォーマンスが上がる
・自分の体の状態を把握できる
・普段はできない平日に好きなことができる
・評価が下がるかは休んだ後の仕事次第

パフォーマンスが上がる

仕事を休んだらその分、遅れが出て、結局自分の首を絞めることになるのではないか?と考えますよね。

しかし休みたいと思うほど疲れている状態では、良いパフォーマンスは発揮できません。

例えば睡眠時間が6時間が10日ほど続くと、脳機能は2割低下して、酔っ払った状態になることがわかっています。

強いストレスを感じている状態でも同じことで、辛い気持ちを抱えながら仕事をすることは、頑張れば頑張るほど機能は落ちていると考えられます。

それでは良い物は作れず、結果もそれなりのことに。

体調不良のまま働くことは生産性を低下させ、そこに鞭うつことで、さらに体調は悪化します。

それよりも一旦休んでリラックスし、体の調子を整えて仕事をするほうがパフォーマンスが上がります。

生産性を上げるため、戦略的にお休みをとることも、社会人生活をおくっていために必要なスキルです。

自分の体の状態を把握できる

仕事を休むことで得られるメリットとして、自分の体の状態を把握できることがあります。社会人として、精神的な理由で仕事を休むって勇気がいりますよね。

1日、2日とお休みしてみて、気持ちの変化を感じてください。

気持ちがスッキリ晴れたとまではいかなくても、少し心の疲れは取れたでしょうか?

「お休みしたから気が楽になった。明日は会社に行こうかな」と思えれば、精神面ではまだ大丈夫。

しかし2~3日お休みして疲れがまったく取れない。

むしろ「もう会社なんて行きたくない。行くのが怖くなった」と感じれば、それは自分が思っている以上に体に負担が生じています。

これはうつ病や適応障害、自律神経失調症など、精神的な病気になる一歩手前の状態です。

健康なら少し休むと会社に行きたくなりますが、状態が悪いときは逆に行きたくなくなる。

自分がどう感じるか、体の状態を知ることは大事です。

普段はできない平日に好きなことができる

一般的な会社は土日が休みですが、土日は人が多くて、お店の料金も割高ですよね。

平日だと人は少なくて、割引の価格だったりと、平日だけのメリットがあります。

外に出るくらいの気持ちの余裕があれば、外に出て平日だけしかできない楽しみを見つけると、リフレッシュできます。

お休みの日を土日ではなく、平日に変えてもらっただけで、体調不良が治ったという人もいます。

評価が下がるかは休んだ後の仕事次第

精神的な理由で仕事を休むと気になるのが、自分への評価。

社内評価が落ちるのではないかと、気になります。しかしどんな理由であろうと、休みは休み。

身体的理由であろうと、精神的理由であろうと、同じ休みです。

精神的な理由でも、休み方を工夫すればそれほど悪い絵今日は及びません。

休んだことよりも社内評価に影響するのは、仕事の成果です。

精神的な体調不良で仕事の効率がおちて、パフォーマンス悪くするよりも、ぱっと休んで効率よく仕事ができたほうが生産性は上がります。

短期的にみると「休んだ」ということは欠点ですが、長期的にみれば休んだことによるメリットの方が上回ります。

休んだほうが仕事に集中できるなら、休むことは悪いことではありません。

精神的な理由で仕事を休むときの言い方

精神的な理由で仕事を休むは、伝え方を工夫することが大切です。

日本社会はまだまだ精神的な欠勤に対して、甘えとみられることが多いですが、そこは伝え方次第。

精神的な理由でも却下されない、休みを取るための上司への伝え方は3つの要素を加えること。

・精神的な理由+それによる体の不調
・病院へいかなければならない必要性を伝える
・診断書に病名や業務量について書いてもらう
みのり
みのり

休みたいときは、意思をはっきり伝えることがポイントです。

「体調不良で・・・」だけだと納得してくれな場合があるので、精神的な理由+身体的な理由をつけると休みやすくなります。

精神的な理由+それによる体の不調

まずは具体的にどのような症状が出ているかを確認し、すでに業務に支障が出ていることを伝えます。

上司に伝えるときに「精神的に辛くて休みたいです」と言うだけでは、分かってくれない場合が多いです。

理解を得るためのポイントは、精神的な辛さから生じている、肉体的な不調を伝えること。

・精神的な疲労から、夜眠れずに仕事中にぼうっとしてしまいます。
・仕事のストレスからか、腹痛が酷く本日は仕事ができそうにありません。
・仕事のプレッシャーからか体調が悪く、うつ病の可能性があるかもしれません。

精神的な理由から休みたいときは、必ず体の不調だけでなく、精神面が原因なことを伝えること。

頭が痛いやお腹が痛いでは、何日も欠勤することは難しいからです。

他の病気も疑われてしまいますよね。メンタルを理由にすると、数日休むことや、たまに欠勤することもできます。

ただし会社に体調の具合をよく話し、ある程度理解を得られる会社、上司でないと難しいという問題はあります。

みのり
みのり

どんなに精神的ストレスからくる体の不調を訴えても、小さな会社だと聞いてくれないことがあります。

そんな会社は、今の精神状態では続けていくことが難しいかもしれません。

病院へいかなければならない必要性を伝える

精神的な原因からくる体の不調を伝えた後は、そのため病院で診てもらうことを伝えます。

病院へ行きたくないときは「1日お休みを頂いて体調を回復させたい」とはっきり伝えましょう。

2日以上休みたい場合は、病院へかからないと心証が悪くなり、評価に響いてしまいます。

数日休みたい場合は、予約状況や精密検査をしなければならないことから、3日間お休みを頂きたい。と予め伝えることも可能です。

みのり
みのり

わたしの場合はじっくりと休みたいと考え、3日休みました。精神科に1日と頭痛の脳神経内科で検査のため2日欲しいことを伝えました。

実際は2つの病院を1日で行ったので、残りの2日は家でゆっくり過ごすことができました。

診断書に病名や業務量について書いてもらう

精神的な理由で病欠する場合、診断書の提示を求められることがあります。

精神的な診断書って難しそうと思うかもしれませんが、専門のお医者さんに体の状態を話せば、きちんと対応してくれます。

病名がつくほどじゃないだろうから、診断書は貰えないだろうと諦めていると、勿体ないです。

精神科の病院では、病名がまだはっきりとつく前でも、診断書を書いてもらうことができます。

医師診断書に書かれる内容
病院名
担当医師名
病名
かかった日付
医師からの指示

診断書を発行してもらう費用は、病院によって異なり3000~10000円ほど。

病名と医師からの指示に注目

ここで重要なのが病名と、医師からの指示。

精神的な理由でも、病名がつけば病気になるので、問題なく会社に提出できます。

メンタルが原因でつけられる病気は、以下のものがあります。

・うつ病
・急性ストレス障害
・適応障害
・気分障害
・不安障害
・統合失調症
・双極性障害
・パニック障害
・心理的外傷後ストレス障害(PTSD)

どれも会社でのプレッシャーや多すぎる仕事量、過度な残業、上司からのパワハラ、同僚からのいじめ、人間関係からのストレスで発症する病気です。

仕事のことを考えると眠れない、頭が痛い、気分が沈んで回復しないなどの症状で、病名がつけられます。

これがあれば休職しても病手当金が貰えるので、医師に体調を素直に話しましょう。

病名がつかない場合は職場環境の調整を書いてもらう

問題は病名がつかなかった場合。精神疾患はあいまいな部分があり、はっきりとした病名が付けられない場合があります。

うつ病予備軍など、今の状態を改善しなければ、遅かれ早かれうつ病になるという場合、医師からの指示に記載される内容が重要です。

具体的に医師からの職場環境の調整の指示を書いてもらいましょう。

職場環境の調整
・時短勤務
・残業の制限
・自宅療養が必要
・所属している部署からの配置転換などの配慮を求める

体調に合わせて、このような指示を書いてもらうことができます。

自宅療養の必要性が指示されたばあいは、見込み期間まで書いてもらうように伝えましょう。

通院すれば、体調に応じてお休みの期間を延長指示をもらうことも可能です。

職場環境の調整は、お医者さんによっては書いてもらえないこともあります。

これは病気や体調がどうこうというより、そのお医者さん個人の考え方によるところが大きいです。

精神的な不調に理解があるお医者さん、理解のないお医者さんがいるので、書いてもらえるところを探しましょう。

みのり
みのり

事前に病院のホームページを確認して、診療方針がよさそうなところに電話して問い合わせするのがベスト。

とくに精神面の診断書について、詳しく書いてあるところがいいね。

精神的な理由で仕事を休むときの例文

欠勤の連絡をするときって緊張しますよね。とくに精神面が理由のときは、どう言おうか悩むもの。

そのため伝えやすいように例文のテンプレをご用意しました。

電話するときはハキハキ声ではなく、体調が悪い感じをだしていきましょう。

声のトーンを落として、ゆっくり話すと体調が悪く聞こえます。

当日電話で休むことを伝える場合

当日に1日休みたい場合
「お疲れ様です、中野です。
突然で申し訳ないのですが、数日前から強いストレス(疲労でもOK)を感じており、夜眠れずに頭痛や体調不良が続いています。
お仕事に支障がでる状態ですので、本日はお休みいただけないでしょうか?」
当日に2日連続で休みたい場合
「お疲れ様です、中野です。
突然で申し訳ないのですが、数日前から吐き気、頭痛が続き、精神的な疲れからと思いますが、体調を崩してしまいました。
動ける状態ではないので、念のため明日まで休ませて頂けないでしょうか?」

「お休みさせてください」「お休みをさせて頂きます」とこちらから断定すると、少しとがった言い方に聞こえます。

疑問形で伝える方が心証がよくなり、お休みを貰いやすくなります。

当日LINEやメールで休むことを伝える場合

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どうしてもメールやLINEで休むことを伝えると印象が悪くなります。

上司から電話がかかってくる場合もあるので、できるだけ欠勤の連絡は電話のほうがいいです。

しかし精神的にまいっていると、電話すらできなくなることもあります。

そんなときは無断欠勤するよりも、メールで連絡したほうがいいので、始業前に連絡するようにしましょう。

精神的な理由で仕事を休むときに使える制度

精神的なことが原因で、有休を使って休むことや、お金を貰いながら休職することはできるの?というと、精神的理由でもできます。

制度を使う場合は、医師の診断書と病名が必要です。

制度をうまく活用すれば、金額は下がりますが、お金をもらいながら体を休めることができます。

会社の規定を読んで、使える制度はどんどん使っていきましょう。

みのり
みのり

わたしは休職制度を利用して、半年間給与の3分の2を貰いながら療養することができました。

制度を利用するかしないかで、生活や病状、果ては将来までに大きな影響があります。

しんどいときは使える制度は使って、治療することに専念できるようにしましょう。

年次有給休暇

精神的な理由で仕事を休むときに率先して使いたいのが、年次有給休暇。

半年以上勤務していて、全体の8割出勤していれば、5日以上休むことができます。

これは労働基準法に定められた制度なので、ぜひ辛いときに使いましょう。給与は平均給与が支払われます。

休職制度

会社によってさまざまですが、休職制度の利用もできます。

大きな会社ほど休職制度が整っているので、医師の診断書が手に入れば受けることができます。

大抵の場合無給になりますが、一旦お休みをとって療養し、復職するまでこの制度を使うのもありです。

休んだ期間によって傷病手当金を申請することもできます。

だいたい給与の3分の2ほどのお金をもらうことができます。

傷病休暇

傷病休暇は病気や身体のケガだけに適応する制度ではなく、うつ病などメンタル系の病気も対象です。

法的制度ではないので、休職制度とどうように、会社の規定をみてみましょう。

これは「公傷病休暇」と「私傷病休暇」の2つで、仕事中に起きた病気か、プライベート時かで、どちらに当てはまるかが決まります。

公傷病休暇では労働保険

私傷病休暇は傷病手当金を申請することができます。

ただ労働保険はうつ病などのメンタル系の申請が厳しく、医師の診断所があっても通らないことが多いです。

できれば休職制度のほうを利用したほうがいいですね。

法的に支払い命令が出る場合もある

休職制度は会社によって異なりますが、精神疾患の病気を認めてくれず、症状が悪化した場合、裁判で会社側に支払いをさせることも可能です。

じっさいに精神疾患での休職制度における裁判は日々行われており、例えば平成20年の名古屋地方裁判所では、うつ病と会社に申請したのに認められず、仕事をつづけた結果症状が悪化したとして、150万円の支払い命令が認められたケース。

平成20年の大阪地方裁判所では、うつ病で休職制度を利用していたところ、不当解雇が認められて会社側に1100万円の支払い命令がされたケースなどがあります。

会社側があまりに理解を示してくれないなら、このような法的手段もあります。

精神的な理由で仕事を休むこと まとめ

心が優しくて真面目なひとほど、心の体調を崩しやすいストレス社会。

「休んだら会社に迷惑をかけてしまう」「同僚に仕事を押し付けてしまう」そんな周りのことを考えて、仕事を休みづらいと考えてしまいます。

しかし自分の体調は、自分しか労わってあげることができません。

あなたが休みたいと思ったときが、お休みする絶好のタイミング。

そこで無理をしないで、回復することに専念すれば、早期回復することも可能です。

回復したら仕事を頑張る。精神的に辛いときはしっかり休む。このメリハリが大切です。

仕事と気持ちのバランスを考えて、無理せずに働けるようになることが第一です。

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